この、塩のもたらす私たちへの嬉しい作用を活用したのが、「ソルトピロー(塩枕)」です。よい睡眠をとるため に昔から言われているのが「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」。これは、文字通り「頭を冷やして、足を温めること」。
人が眠りにつく瞬間は、体温が高まった状態から徐々に冷えていくときです。その時に、頭がのぼせていたり、足が冷えている状態だと、入眠するベストな状態を作り出すことができなくなります。このソルトピローを使うことによって、
- 塩の吸熱効果によって、頭にこもった熱を引かせる
- その結果、おのずと頭寒足熱の状態になり、副交感神経が優位になる
- 快適に入眠でき、安眠・快眠へとつながる
という理想的な状態が出来上がります。
ソルトピローの良いところは、一時的な吸熱ではなく、就寝後も継続して触れた部分の熱を冷ましてくれること。ある程度の時間、ひんやりとりした温度を保ってくれるので、睡眠中も熱を吸収しながら、快適な睡眠状態を継続することができます。